スーパーコンピュータ富岳上でのSingularity動作検証 一式 - 2020年02月26日登録（案件ID:14980133）

計算科学研究センターは、文部科学省が平成26年度から進めているフ ラッグシップ2020プロジェクトにおいて開発・整備するスーパーコン ピュータ「富岳」(以下、富岳という。)の開発主体として指名され、本開 発・整備を推進するために特定先端大型研究施設運営費等補助金「次 世代超高速電子計算機システムの開発・整備等」を受託している。富岳 ではオープンソフトウェアの流通を容易にし、エコシステム構築の一助に するため、コンテナ技術の導入を検討している。Sylabs Inc. (以下、S社 という。) のコンテナ技術Singularityは、今後スーパーコンピュータ上で 広く普及するとみられているものの、Arm系CPU(富岳が該当する)につ いては十分な検証がなされていない。本業務では、富岳での運用を想 定しingularityの商用版SingularityPROの富岳における動作検証を行う。 Pacific Teck Limited (以下、P社という。) はアジア太平洋圏におけるS 社の総代理店であり、S社の提供する製品およびサポートを顧客に提供 する際の仲介をする。本業務の一部にはSingulartyPROの著作権を持 つS社のプログラム改造(追加・修正)作業がある。具体的には、MPI通 信ライブラリを用いたアプリケーションが含まれるコンテナをひとつのイ メージファイルにしたSingularityイメージ(SIFファイル)の作成業務や、一 般ユーザがSingularityコンテナをSIFファイル化できる環境をArm版へ移 植する作業及びテストが本業務内にあるが、これらの業務において問題 が生じた場合には、著作・開発元であるS社にしかなしえない商用版へ の改造を含んだ作業を実施する必要がある。P社は、これらの作業が発 生した際にS社との調整・オンサイトによる保守対応が可能な唯一の代 理店である。そのため、本業務を受託し得る企業は他に無いため。(契 約事務取扱細則第22条第1項第1号)