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- ボリビア国森林火災モニタリングプラットフォーム強化プロジェクト詳細計画策定調査(評価分析)
入札情報
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ボリビア国森林火災モニタリングプラットフォーム強化プロジェクト詳細計画策定調査(評価分析) - 2022年09月21日登録(案件ID:23039422)
- 案件概要
1. 担当業務、格付等 (1) 担 当 業 務 :評価分析 (2) 格 付:3 号 (3) 業務の種類:調査団参団 2. 契約予定期間等 (1) 全体期間:2022年10月下旬から2023年1月下旬 業務人月:現地 0.70、国内 0.50、合計 1.20 (2) 業務日数:準備期間5 日 現地業務期間21 日 整理期間5 日 6. 業務の背景 ボリビアは変化に富む地勢のために多様な生態系を有する一方で、近年は地球温暖化が一因と考えられる熱帯氷河の減少や、エル・ニーニョ現象等の影響による降雨パターンの変化に起因した洪水、渇水といった課題が顕在化してきている。毎年発生する森林火災による森林消失の問題も大きく、2019 年には過去最大の焼失面積となる約 530 万 ha(ボリビアの森林面積の約 10%)を記録した。森林火災の要因は主に焼き畑(放牧地への火入れ)、自然発火、落雷等とされている。森林火災は、森林資源の減少や生物多様性の喪失だけなく、一定期間植生が消失することで土壌流出など他の自然災害の発生を招く可能性があり、対策が急務となっている。 ボリビア宇宙開発公社(Agencia Boliviana Espacial 以下「ABE」という。)は、運営する衛星画像解析・処理研究所(Laboratorio de Procesamiento y Análisis de Imágenes Satelitales 以下「LPAIS」という。)により、衛星画像を利用して土地被覆(森林、水、土壌、住居、インフラなど)を監視しており、ABE は他のセクター機関の意思決定をサポートするための情報提供を行う役割を担っているほか、森林火災等の緊急時や災害発生時には衛星情報の提供に関する要請にも対応している。 一方で ABE の人的リソースは限定的であるため、現状では十分な情報提供機能を果たせておらず、ABE の能力を強化し、衛星画像解析を組み込んだプラットフォームにおいて監視の自動化ツールや情報共有システムを開発し、火災の予防や監視に利用することができれば、ABE から他組織への支援はより効果的なものになる。このような背景から今回、ABE から衛星画像を活用した森林火災モニタリングシステムの強化と効果的な情報共有、及び森林火災リスクの軽減のための組織間連携強化に関する要請がなされた。 本案件は、ボリビア国家長期開発計画(2020-2025)の優先課題「環境を考慮した包括的な発展」に対し森林保全の観点から貢献するものである。 また、我が国はこれまで JAXA の人工衛星画像を活用し、ブラジル国「アマゾン森林保全・違法伐採防止のための ALOS 衛星画像の利用プロジェクト」(2009-2012)、「先進的レーダー衛星及び AI 技術を用いたブラジルアマゾンにおける違法森林伐採管理改善プロジェクト」(2021-2026)、及びペルー国「ペルーアマゾンにおける気候変動緩和のための森林湿地生態系の自然資源管理能力強化プロジェクト」(2022-2027)を通じてアマゾン森林保全に取り組んできている。これにアマゾン森林地帯を有するボリビアへの支援が加わることで、域内で蓄積された経験等の活用も念頭に、我が国の衛星技術の有効活用、アマゾン流域全体の森林保全への貢献、及びアマゾン森林地帯の保全における域内ネットワークの構築にも資するものである。 7. 業務の内容 本業務従事者は、技術協力プロジェクトの仕組み及び手続きを十分に把握の上、本業務の調査団員として派遣される他のコンサルタント及びJICA職員等と協議・調整しつつ、担当分野に係る協力計画の策定及び評価6基準(妥当性、整合性、有効性、インパクト、効率性、持続性)に基づく事前評価に必要なデータ・情報を収集・整理するとともに、協力計画策定のために必要な以下の調査を行う。 なお、JICA事業評価における評価基準・手続きについては監督職員より情報提供を行う。また、本業務従事者は、他の課題を担当業務とする業務従事者が作成する報告書(案)を含めた報告書(案)全体の取りまとめに協力する。具体的担当事項は次のとおりとする。 (1)国内準備期間(2022年11月上旬~2022年11月中旬) ① 要請書・関連報告書等の資料・情報の収集・分析により要請背景・内容を把握し、我が国及び他援助機関のこれまでの協力状況・成果・課題も確認する。 ② 現地調査で収集すべき情報を整理し、対処方針(案)の作成に協力する。 ③ ボリビア側関係機関や他ドナー(EU、アンデス開発公社等を想定)に対する質問票(案)(英文)を作成する。その際、別途派遣される他分野の団員と内容が重複しないよう適宜調整し、他団員が作成した質問票(案)との取りまとめに協力する。作成した質問項目(案)は、現地派遣前にJICAに提出すること。 ④ プロジェクトのPDM(Project Design Matrix)案、PO(Plan of Operations)案を検討する。 ⑤ 調査団内の打合せ、対処方針会議等に参加する。 (2)現地業務期間(2022年11月下旬~2022年12月中旬) ① JICAボリビア事務所等との打合せに参加する。 ② ボリビア側関係機関との協議及び現地調査に参加し、調査の目的・方法・手順等について説明を行う。また、他分野の団員と協力し、議事録を作成する。 ③ 事前に配布した質問票への回答回収や上記②を通じ、情報・資料を収集・整理し、現状・課題を把握・分析する。具体的には以下のとおり。 ア) 要請背景・内容 イ) 関連する開発計画、政策、制度 ウ) 関連各組織 (a)所掌業務、組織体制、根拠法 (b)人員体制 (c)役割分担、中央・地方の連絡調整/指揮命令体制 (d)予算規模、内訳、予算獲得・配賦の仕組み エ) 本プロジェクトに関連する他援助機関の活動動向、連携の可能性 ④ 調査結果に基づき、本プロジェクトの実施案(プロジェクトの協力期間、実施体制、討議議事録(R/D:Record of Discussions)を他分野の団員とともに検討する。 ⑤ 関係者との協議で合意された内容について、R/D(案)(英文)を含む協議議事録(M/M:Minutes of Meetings)(案)(英文)の作成に協力する。特に、PDM案の成果指標の設定について、開発課題別の指標例及び代表的教訓レファレンス1を踏まえ、主担当としての検討及び取りまとめを行う。 ⑥ 実施機関に対するR/D案を含むM/M案への説明に参加し、必要に応じて内容の説明、補足を行う。 ⑦ 担当分野に係る調査結果をJICAボリビア事務所等に報告する。 (3)帰国後整理期間(2022年12月下旬~2023年1月中旬) ① 帰国報告会、国内打合せに出席し、担当分野に係る調査結果を報告する。 ② プロジェクトを巡る状況分析や評価6基準の観点から、リスク管理チェックシート(案)に必要な情報を他分野の団員とともに取りまとめる。 ③ 評価6項目(妥当性、整合性、有効性、効率性、インパクト、持続性)の観点からプロジェクトを分析し、事業事前評価表(案)の作成に協力する。 ④ 担当分野にかかる詳細計画策定調査報告書(案)を作成するとともに、他の担当分野の業務従事者が作成する報告書(案)を含めた全体の取りまとめに協力する。
- 履行場所
説明会日
---資料交付日
---資料等提出日
---入札日
2022.10.05受付終了入札結果情報
結果公示日
2023.01.16落札日(契約締結日)
2022.11.10有料版で閲覧できます。
落札企業情報
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- 入札形式
- 企画競争(入札・コンペ・プロポーザル)